本日、映画ちいかわ『人魚の島のひみつ』を公開直後に観てきました!
一言でいうと「楽しさと怖さが絶妙に両立した映画」でした。ちいかわらしいかわいい世界観はそのままに、序盤からじわじわと怖さが積み重なっていき、終盤にかけてどんどんその怖さが増していく構成になっています。
「かわいい映画を見に来たはずがいつの間にか引き込まれていた」という感じで、約100分があっという間でした。
この記事では、実際に観た感想を交えながら、あらすじや面白かったポイントをネタバレありでまとめていきます。
⚠️ 【ネタバレ注意】この記事には映画の重要な展開も一部含まれます
まだ観ていない方は、ネタバレなし版の紹介記事がおすすめです。
また、真犯人と物語の結末については、この記事でもぼかした明かさない表現にしています。
▶ 映画ちいかわ人魚の島のひみつとは?見どころ・あらすじ紹介(ネタバレなし)
目次
この記事でわかること
- ネタバレありのあらすじ(序盤〜中盤、結末はぼかしています)
- 映画を観て特に面白かったポイント
- 新キャラクター・島二郎の魅力
- セイレーン編ならではの演出・伏線について
- 少し気になった点とこんな方におすすめかどうか
映画を観る前にテレビアニメで予習しておくと、キャラクターへの愛着がさらに深まります。
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映画のあらすじ(ネタバレあり)
出典:YouTube
ここでは映画のあらすじを序盤から中盤にかけてわかりやすく紹介しています。結末などは書いていないので、これから映画を見に行く方もいちおう安心です。
高額報酬と南国の食べ物につられて島へ
物語は、ちいかわ・ハチワレ・うさぎの3匹が南国の島に招待されるところから始まります。
討伐の高額報酬と、島の特産品やおいしい食べ物というわかりやすい魅力に釣られて、3匹
は島に向かってしまいます。このあたりはいかにも「ちいかわらしい」動機で、思わず笑ってしまいました。
しかし島に着いてみると、そこでは深刻な事件が起き続けていました。
セイレーンとの出会い、そして人魚の伝説
夜、3匹は洞窟の中でセイレーンと直接出会い、話を聞くことになります。
セイレーンが語ったのは意外な事実でした。セイレーンには3匹の人魚の友達がいたのですが、そのうちの1匹がある日突然食べられてしまったというのです。
セイレーンは、友人の人魚を食べた犯人(島民?)を探していると主張します。
この時点でちいかわたちは知りませんが、実は島では、セイレーンによる島民の誘拐事件が相次いでいました。島民たちが討伐を依頼してきたのは、このセイレーンをなんとかしてほしかったからです(最初の報酬の話は、ちいかわたちをおびき寄せるための方便でした)。
そこでハチワレが思い出したのが、かつて伝説の生きもの図鑑で読んだ言い伝えでした。
「人魚を食べると、永遠の命が宿る」
もしもそれが目的で誰かが人魚を殺したのだとしたら……という不穏な可能性が浮かび上がります。
ラッコ先生が誘拐された!5人で立ち向かう
翌日、新たな誘拐事件が発生します。今度さらわれてしまったのは、ハチワレの先生であるラッコでした。
こうして、ちいかわ・ハチワレ・うさぎの3匹に加え、古本屋のカニさんとモモンガも合流した5人で、ラッコ先生を助けに行くことになります。
人魚を食べたのは本当に島民なのか?犯人は誰なのか?そしてちいかわたちはラッコ先生を助けて無事に島から帰れるのか——というのが、物語の大きな軸となります。
真相と犯人については、ぜひ映画館でお確かめください。
面白かった点・見どころ(ネタバレあり)

セイレーン島の雰囲気イメージ
ここでは映画をみていておもしろかったところを感想とともに紹介していきます。ラストに関してはぼかしているのでこれから見たいという方も参考にできるでしょう。
ちいかわ・ハチワレ・うさぎ3人の絆が丁寧に描かれている
60分という尺の中で、3人の友情と絆がしっかりと描かれていたのが印象的でした。
普段のテレビアニメは1話約2分のため、関係性をじっくり積み上げることはなかなか難しいです。しかし人魚の島のひみつでは、映画ならではの尺を活かして、3人が互いを思いやる場面や仲良しなシーンが随所に登場します。
感情の積み重ねがあるぶん、クライマックスへの没入感が全然違いました。
1人になっても諦めないちいかわの意志の強さ
ちいかわといえば、どちらかというと気弱でおどおどしたキャラクターというイメージがある方も多いと思います。
しかし映画の中盤以降、仲間全員がセイレーンにさらわれてしまい、ちいかわが1人だけ残される場面があります。そこでちいかわが見せたのは「それでもみんなを絶対に助けに行く」という強い意志でした。
気弱そうに見えるちいかわが、心細くても仲間のために全力で困難に立ち向かおうとするその姿に、思わず胸が熱くなりました。
映画オリジナルキャラ・島二郎の存在感が圧倒的
映画オリジナルキャラクターの中でとくに印象に残ったのが、島でカレー屋を営む「島二郎」です。
1人でさまよい込んだちいかわを、島二郎は温かく迎えてカレーをごちそうしてくれます。そしてそのまま、仲間を助けに行くちいかわに力を貸してくれます。
見た目はお相撲さんのようにたくましく、とても力強くて頼りになるかっこいいキャラクターでした。かわいいキャラクターが多いちいかわの世界観の中で、ひときわ異彩を放つ存在で、
個人的にとても好きになったキャラクターです。
少年漫画的な熱い展開とチームのコンビネーション
セイレーンは歌で島の植物を操ることができ、体も大きくて圧倒的な力を持っています。ちいかわたちとは、そもそも捕食者と被捕食者ほどの力の差がある相手です。
正面から戦ってもとても勝てる相手ではない中で、ちいかわのひらめきや仲間のコンビネーション、そして島二郎の存在がうまく組み合わさって活路を見出していく展開は、ドキドキしながら見ることができました。
「かわいい作品なのに熱い」という少年漫画的な感覚があり、個人的にとても好みの展開でした。
序盤から丁寧に仕込まれた人魚のうろこなどの伏線
映画の序盤から、人魚のうろこがさりげなく登場します。見ているときは「きれいな演出だな」くらいにしか思っていなかったのですが、真相が明らかになるにつれて「あれはそういう意味だったのか!」と気づく仕掛けになっていました。
主張しすぎず、でも確かに存在している伏線の丁寧さは、脚本の質の高さを感じさせます。
また、ちいかわ自身は最終的に犯人に気づきながらも、あえて気づかないふりをして心の中にしまい、静かに島を立ち去ります。このちいかわの選択もまた、キャラクターの深みを感じさせる印象的な場面でした。
音だけで語る衝撃の回想シーン
過去の回想として、セイレーンの友達である人魚が命を奪われる場面が描かれます。
このシーンは映像では直接描かれず、音だけで表現されているのですが、それがかえって強烈な印象を与えました。恐怖をかき立てる演出で、「かわいいアニメ映画の中でこれほど狂気的な描写があるのか」と驚きました。
このシーンが後半の怖さにつながっていく感じがあり、映画全体の緊張感を大きく高めている場面だと思います。
少し気になった点
全体的にとても満足度の高い映画でしたが、あえて一点挙げるとすれば、物語の結末がいわゆる視聴者の想像にゆだねる形になっているという点です。
スッキリとした解決を求める方には、少し消化不良に感じる部分があるかもしれません。
ただ個人的には、この余韻の残し方こそがちいかわらしさだと感じましたし、映画館を出た後もしばらく頭に残り続けるような終わり方でした。
「あの後どうなったんだろう?」と考え続けてしまうのも、また映画の魅力のひとつだと思っています。
ちいかわアニメ映画はこんな方におすすめ
- ちいかわファンで、セイレーン編の映画化を楽しみにしていた方
- 友情や仲間との絆を描いた作品が好きな方
- かわいいキャラクターが活躍する、少し怖めのファンタジーが好きな方
- ちいかわを初めて見るけれど、深みのある物語を楽しみたい方
- お子さんと一緒に映画館へ行きたい親御さん(後半やエンド後に意味が分かると怖いシーンがあるため、小さなお子さんには事前にひと声かけてあげると安心です)
まとめ
映画ちいかわ『人魚の島のひみつ』は、かわいさと怖さが絶妙に共存した、ちいかわ史上初の大長編アニメ映画でした。
- 3人の友情と絆がしっかり描かれている
- 気弱に見えるちいかわが見せる意外な意志の強さ
- 圧倒的な強敵に仲間のコンビネーションで立ち向かう熱い展開
- 序盤から丁寧に仕込まれた伏線と衝撃の回想シーン
「かわいいだけだと思っていたちいかわがこんなに面白いとは」と改めて感じる映画でした。映画をきっかけにちいかわをもっと知りたくなった方には、ぜひテレビアニメや原作漫画もあわせて楽しんでみてください。
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