「以前は5000円台で買えたSSDが、今ではかなり高くなっていて驚いた」
そんな方も多いのではないでしょうか。 実際、少し前までは外付けSSDや1TBのSSDがかなり安く買える時期もありました。
筆者もPS4のロード時間が気になり、外付けSSDを購入したことがありますが、当時は「とりあえずSSDを追加してみるか」と気軽に買える価格でした。
しかし2025年〜2026年頃からは、SSD価格がじわじわ上昇。
さらに安いSSDを調べてみると、
- DRAMレス
- QLC NAND
- キャッシュ削減
など、初心者には難しい言葉ばかり出てきます。
- 「安いSSDって何がダメなの?」
- 「ゲーム用なら問題ない?」
- 「結局どれを選べば失敗しないの?」
そう感じる方もかなり多いはずです。
この記事では、
- SSDが高騰している理由
- 安いSSDの注意点
- DRAMレスやQLCとは何か
- ゲーム用途でどれくらい差が出るのか
を初心者向けにわかりやすく解説していきます。
目次
なぜ最近SSDはここまで高くなったのか?
以前は、「SSDは年々安くなる」「容量単価はどんどん下がる」 というイメージがありました。 しかし最近は、その流れがかなり変わっています。
価格上昇の最大の理由は「AI需要」です。 最近はAI画像生成やAIチャットサービスの普及により、世界中のデータセンターで大量のSSDとメモリが使われるようになりました。
特に高速SSDや高性能メモリは、企業のAIサーバー向けに優先されやすく、一般の個人向けPCパーツの価格にも影響が出ています。
さらに、
- 円安
- 半導体メーカーの生産調整
- ゲーム容量の大型化
なども重なり、SSD価格が上昇しやすい状態になっています。 昔のように「1TB SSDが激安」という状況は、少し減ってきた印象です。
DRAMレスSSDとは?初心者向けに簡単解説

最近の安いSSDでよく見かけるのが「DRAMレスSSD」です。 簡単に言うと、 SSD内部の“高速メモ帳”を省略したモデル と思うとわかりやすいです。
標準のSSDには、データ位置を管理するためのメモ帳のような働きをするDRAMキャッシュが搭載されています。
『DRAMキャッシュ』があることで、
- ファイル読み込み
- Windows動作
- ゲーム更新
- データ整理
などがスムーズになります。
一方DRAMレスSSDは、その専用メモリを省略してコストを下げています。 そのため価格は安いのです。
しかし『DRAMレスSSD』は以下のようなデメリットもあります。
- 容量が埋まると遅くなりやすい
- 大量データコピーに弱い
- 長時間の大容量データの書き込みで速度や寿命が低下しやすい
という特徴があります。
『DRAMレスSSD』も普段使いで問題ない場合もある
ただし、DRAMレスSSD=危険というわけではありません。
実際、日常使用でよくやる
- インターネット閲覧
- YouTubeの動画視聴
- 軽いゲームをDLして遊ぶ
- Officeでの作業
くらいなら、そこまで困らないケースも多いです。
最近はDRAMレスでも性能改善が進んでいるため、「普段使いのノートPCなら十分」という方も増えています。
QLC NANDとは?なぜ安いSSDに多いのか
もう一つよく見るのが「QLC(クアッドレベルセル) NAND」です。 これはSSDのデータ保存方式の一種です。 現在主流なのは「TLC(トリプルレベルセル) NAND」ですが、QLCはさらに大量のデータを詰め込める方式になっています。
簡単に言うと、
- TLC → バランス型
- QLC → 大容量・低価格重視
という違いがあります。
- TL(日本語訳すると3レベル)
- QL(日本語訳すると4レベル)
という風に数字が大きいほどデータ容量がたくさん詰め込めるというイメージです。
『QLC SSD』は最初は速いのに急に遅くなることも
『QLC SSD』は、最初だけ高速に見えるモデルも多いです。
しかし大量にデータを書き込むと、
- キャッシュ切れ
- 発熱
- 書き込み速度低下
が起きやすくなります。
例えばゲームを大量にインストールしたり、大容量の高画質動画データなどをコピーすると、 「急に速度が落ちた」 と感じることもあるでしょう。
ゲーム用途なら安いSSDでも大丈夫?
実はここは用途次第です。ゲーム起動やロードだけなら、安いSSDでもそこまで大差ない場合があります。
そのため、
- PS5用
- Steamゲーム用
- 数10GBの容量の少ない軽めのPCゲーム程度
なら、DRAMレスSSDでも普通に使えることがあります。
ただし最近はゲーム容量が非常に大きく、
- 100GB超え大型アップデート
- 高画質録画や配信しながらのプレイ
- MOD導入
などを行うと差が出やすくなります。
特に長く使う予定なら、『DRAM』と『TLC NAND』を搭載したSSDのほうが、『DRAMレス』と『QLC NAND』のSSDよりも、平均的に寿命も長く安心感があります。
安いSSDを買うときに注意したいポイント
初心者向けにまとめると、以下はチェックしておきたいポイントです。
極端に安すぎるSSD
相場より安すぎるSSDは、『QLC』で『DRAMレス』 などコスト削減が多い可能性があります。
また最近では悪質な販売元が、容量を偽って販売するケースも確認されます。
例えば1000GBの商品を購入したのに実際には中身が256GBのSSDが送られてくることも。
極端に安い製品を購入すると、後悔する羽目になるので気を付けましょうね。
仕様がはっきり書かれていない
商品ページで、『TLCかQLCかわからない』 、『DRAM有無不明』、『詳細型番がない』 場合は少し注意です。
先ほども話しましたが、仕様がよくわからない&はっきり書かれていないのは、極端に安いSSDに多い印象です。
メーカー名を検索して、『メーカーの運営歴が長い&仕様や型番がしっかりわかるもの』を買うと失敗はしにくくなります。
レビューで“突然遅い”報告が多い
低評価のレビュー欄で、「最初だけは速い」「容量が埋まると遅い」「発熱がすごい」 という声が多い場合は、実使用で不満が出る可能性があります。
そもそも発熱がすごい場合、機械本体が熱に弱いので、寿命が短くなり壊れがちです。
低評価のレビューを見て、あまりにも問題点が多いようなら避けるほうが安心できますね。
まとめ|SSDは「安さだけ」で選ばないほうが後悔しにくい
最近はSSD価格が高騰しているため、できるだけ安いモデルを探したくなります。 しかし、 DRAMレス QLC NAND キャッシュ削減 などによって、使い勝手に差が出ることも多いです。
もちろん安いSSDでも十分使えるケースはあります。 ただし、
- 長く使いたい
- ゲームをたくさん入れたい
- 動画編集もしたい
という場合は、TLC NAND搭載モデルを選ぶほうが安心感があります。
「安いからこれでいいか」ではなく、 “自分の用途に合っているか” を意識すると、SSD選びで失敗しにくくなります。
ちなみにTLC NAND搭載モデルのおすすめSSDは以下のようになっています。東芝から独立したキオクシアというメーカーの商品です。





