先日、DMM TVで「どんな映画だろう」と軽い気持ちで再生してみたのが、この『楽園追放 -Expelled from Paradise-』でした。
「フルCGのロボットアニメ?」くらいのイメージで見始めたら、気づいたら50分が過ぎていて。世界観の深さと、キャラクターのやりとりの面白さに引き込まれてしまいました。
しかも調べてみたら、2026年11月13日に続編『楽園追放 心のレゾナンス』の劇場公開が決定しているとのこと。
「続編が来るなら旧作を見ておきたい」という方も多いはず。この記事では旧作のあらすじとみどころをまとめています。
この記事でわかること
- 『楽園追放』の世界観・あらすじ(ネタバレなし)
- 登場人物と豪華声優キャスト
- 見どころ・面白いポイント
- 2026年続編『心のレゾナンス』との関係
目次
楽園追放アニメ映画はどんな作品?基本情報まとめ
出典:YouTube「水島精二監督×虚淵玄脚本!映画『楽園追放 -Expelled from Paradise-』予告編」
まず基本情報から整理しておきましょう。
| タイトル | 楽園追放 -Expelled from Paradise- |
|---|---|
| 公開日 | 2014年11月15日 |
| 上映時間 | 104分 |
| 監督 | 水島精二(機動戦士ガンダム00) |
| 脚本 | 虚淵玄(ニトロプラス) |
| 制作 | 東映アニメーション × ニトロプラス |
| アニメーション | グラフィニカ(フルCG) |
| ジャンル | SFアクション |
脚本を担当した虚淵玄さんは、「魔法少女まどか☆マギカ」「Fate/Zero」「PSYCHO-PASS」などでおなじみのクリエイターです。
ダークで重い作品が多いイメージですが、本作はわりとエンタメ感があって見やすいです。後述しますが、これが意外なポイントでもあります。
楽園追放アニメ映画あらすじ

舞台は西暦2400年の地球。
「ナノハザード」——ナノマシン技術の暴走によって地上文明は崩壊し、地球は砂漠のような廃墟と化してしまいました。
簡単に言うと、人類の98%が肉体を捨ててデータになり、電脳世界「ディーヴァ」の中で暮らすようになった、という世界です。
地上にはわずかな人間が残って厳しいサバイバル生活を送っており、地球はほとんど砂漠のような荒れ果てた風景が広がっています。
ある日、そのディーヴァに地上から謎のハッカーが侵入してきます。
「フロンティアセッター」と名乗るそのハッカーは、繰り返しディーヴァにアクセスし、「宇宙探査への参加者を募集する」というメッセージを送り続けていました。
ディーヴァ保安局の捜査官・アンジェラ・バルザックは、フロンティアセッターを捕まえるため、生身の肉体(マテリアルボディ)を与えられて地上に降り立ちます。
地上での生活は、アンジェラにとってほぼ初体験。電脳世界のエリートが、荒廃した地上で叩き上げの調査員・ディンゴと出会い、二人でフロンティアセッターの正体を追う旅が始まります——。
登場人物と声優キャスト
| キャラクター | CV | 特徴 |
|---|---|---|
| アンジェラ・バルザック | 釘宮理恵 | ディーヴァの捜査官。プライドが高くエリート意識が強いが、地上での旅を通じて少しずつ変わっていく |
| ディンゴ(ザリク・カジワラ) | 三木眞一郎 | 地上で生きる調査員。ロックと自由を愛する飄々とした男。実力はディーヴァ評価「S」の腕利き |
| フロンティアセッター | 神谷浩史 | 謎のハッカー。その正体が物語の核心となる重要キャラクター |
この3人に加えて、林原めぐみさん・高山みなみさん・三石琴乃さん・古谷徹さんといった豪華な声優陣も登場します。
チョイ役にも有名どころが揃っているので、声で楽しめる要素もたっぷりです。
楽園追放の見どころ・ここが面白い!
① 「肉体って何?人間って何?」を問う圧倒的な世界観
この作品のいちばんの魅力は、世界観の設定の深さです。
肉体を捨ててデータになった人類の"楽園"ディーヴァ。快適で便利で、老いも病気もない電脳世界。でも、それって本当に「楽園」なのでしょうか?
地上で生きるディンゴはこんなことを言います。「ロックは全身の骨で感じるものだ」と。
体があるから音楽を感じられる。体があるから痛みも喜びも本物になる。——そういうテーマが、ストーリーの根底にずっと流れているんです。
難しく言うと「肉体と魂をめぐる哲学的問い」ですが、簡単に言うと「体がないと、本当の意味で生きていると言えるの?」という話です。
脳にチップを埋め込む話やAI、仮想現実が現実になりつつある今の時代に見ると、妙にリアルに感じます。
② アンジェラとディンゴの凸凹コンビが楽しい
キャラクターの掛け合いが、とにかく面白いです。
「地上なんてただの廃墟」と思っているエリート捜査官アンジェラと、荒廃した地上の生活を愛し「電脳世界に縛られたくない」と思っているディンゴ。
価値観がまったく違う二人が、旅を通じて少しずつ歩み寄っていく様子が見どころです。
釘宮理恵さんのアンジェラは、最初はツンっとしていながらも徐々に表情が変わっていくのが絶妙で、三木眞一郎さんのディンゴは飄々としていながらどこか信頼できる雰囲気があります。
二人のバランスがちょうどよく、ロードムービー的な旅の楽しさがしっかりあります。
③ フルCGなのにロボットバトルが熱い
「フルCGのロボットアニメ」と聞くと、動きが硬い印象を持つ方もいるかもしれません。
でも本作は、制作会社グラフィニカの技術力が光っていて、アクションシーンのクオリティがかなり高いです。
アンジェラが操る機動外骨格スーツ「アーハン」は、球体状から人型に変形するユニークなデザイン。最初はちょっとダサいかも?と思っても、動き出したときのかっこよさが全然違います。
序盤と終盤のバトルシーンは、映像としての迫力がしっかりあります。
④ 虚淵玄脚本なのに後味がいい
「虚淵玄 = 鬱展開・ハッピーエンドにならない」というイメージを持つ方も多いと思います。
本作は104分でコンパクトにまとまっていて、テーマ的な深みはありつつも、展開は意外とエンタメ感があって見やすいです。
「まどか☆マギカ」や「Fate/Zero」を見る覚悟で臨むと、いい意味で肩の力が抜けるかもしれません。虚淵玄作品の入門として選ぶのにも向いている作品です。
旧作は現在DMM TVで視聴できます。続編前の予習にぜひ。
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2026年続編『楽園追放 心のレゾナンス』との関係は?
続編の公開が決まっているので、旧作との関係を整理しておきましょう。
| 旧作(2014) | 続編(2026) | |
|---|---|---|
| タイトル | 楽園追放 -Expelled from Paradise- | 楽園追放 心のレゾナンス |
| 公開日 | 2014年11月15日 | 2026年11月13日 |
| 主人公 | アンジェラ・バルザック(CV:釘宮理恵) | ガブリエル(CV:佐倉綾音) |
| 監督 | 水島精二 | 水島精二(続投) |
| 脚本 | 虚淵玄 | 虚淵玄(続投) |
| 配給 | ティ・ジョイ | 東映 × アニプレックス |
続編の主人公は、新キャラクターのガブリエル(CV:佐倉綾音)です。
旧作でのアンジェラの行動をきっかけに、地上に逃亡した大勢のエージェントたちが「フォールン」と呼ばれる脅威になっており、ガブリエルたちがその正体を追うというストーリーになっているようです。
監督・脚本ともに旧作の布陣が続投しているのは、ファンとしてかなり安心材料ですね。
虚淵玄さん自身は、続編について「『2』を飛ばして『3』を作る感覚」と語っており、旧作から12年分の世界の変化が描かれる内容になっているようです。
続編の公開は2026年11月13日。今から旧作を見ておくと、続編がより楽しめるはずです。
まとめ:続編前に旧作を見ておくなら今がちょうどいい
『楽園追放 -Expelled from Paradise-』は、104分でコンパクトに完結する作品です。
SF設定が濃くても、ストーリー自体はわかりやすく、初めて見る方も楽しめます。
- 「肉体とは何か」を問う独特の世界観
- アンジェラとディンゴの凸凹コンビの旅
- 虚淵玄脚本にしては見やすく、後味もいい
- フルCGのロボットバトルが映像的にかっこいい
続編『心のレゾナンス』は2026年11月の公開。新主人公・ガブリエルが旧作の後日譚を追うストーリーなので、旧作を見ておくと間違いなく楽しみが増します。
DMM TVで旧作が視聴できるので、続編前にぜひチェックしてみてください。
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